仕事や愛情生活

その状態から二つのタイプに分けることができる。通常落ち込んでいるタイプと通常活動過多なタイプ、そして常に両極端の間を行き来しているタイプだ。どのタイプも、奪われてしまつた大切なものを探して、取り戻そうとしている点で共通しているが、探す方向はまったく異なる。通常落ち込んでいる人は、自分の内面に失った何かを探そうとして内にこもる。また活動過多なタイプは、落ち込みとは無縁なポーズをとり、仕事や愛情生活をこなす。彼らは、自分の周辺にある幸福そうな行為の中に、自分の求めるものがあるのではないかと探索しているのだ。そして落ち込みと活動過多の間で揺れる人は、極端な感情の間を行き来する中で、そのどこかに求めるものが探せることを期待している。彼らは、悲劇の主人公を演じ続けることで、激しさ、ドラマチックさを味わう自己破滅型のキャラクターを示す。いずれのタイプも、通常は苦悩の中にいる。そして常に″完全な満足感″を求めている。経験できるのは、この両極端の感情であり、中間の幸福感や中庸の満足感を経験することは少ない。直観の強い人は、人の気持ちに同調する能力に長けている。知らず知らずに他者の感情に同調してしまうと、その気分が相手のものなのか自分のものなのかすらわからなくなってしまうほどだ。そこで同僚や家族の気持ちを、正確に感知できる。この共鳴の能力を活用できれば、愛情を見せるべきタイミングや腹を割って話しても安全なタイミングを的確に知ることができるようになる。

 

生活のための仕事とロマンを満足させる仕事を同時にもっているケースが多い。彼らは、物質的な生活だけでは満足を得られないことをよく知っている。物質世界の裏にある″別の世界″をいつも意識しているのだ。その″別の世界″は、理想主義の世界かもしれないし、霊的な世界かもしれない。だから彼らは、ロマンチックなものや不思議なものにひかれる。人の感性が研ぎ澄まされると、現実を超えたその″別の世界″をかいま見ることになる。すると彼らは、求めていた何かに触れている実感を味わう。